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階段を降りる際に膝に痛みがでるとき3つの原因を解消すると改善される

 

膝の痛みでお困りの方が多いかと思います。

膝の痛みは特に行動範囲を狭くしてしまいますし、日常の生活動作に支障がきたしてしまいます。

当院に来られた患者さんは病院に通院するも、他の治療院に行くも、なかなか膝の痛みが取れないことで様々な不都合があったようです。

そのような患者さんに取り入れて欲しい必要なこととは何か!

ということを書いてみました。

 

膝の痛みって

 

「階段を降りる時に痛いからバスの乗り降りに迷惑をかけてしまう」

そうなってしまうと、外出するのも億劫になってしまい家から出なくなってしまいますよね。

 

ズッキっと痛みが走るので、痛みのある足をかばいながら生活していると

いろんなところに痛みや不調が出てしまいます。

 

 

「膝頭の上が痛い」

「膝より下が痛い」

「膝の内側が痛い」

膝の痛みにはさまざまな箇所があると思います。

その箇所によって痛みの種類が変わります。

 

先日は膝の痛みで来院いただいた患者さんがいました。

 

階段を降りる動きが特に痛みがあるという症状でした。
子に立ったり座ったり、段差を登ったり降りたりしてもらいました。

さらに、膝の痛みでどのようなことに不自由を感じているのか
何ができなくて困っているのかをお聞きします。

 

 

お困りごとを聞くことが治療の近道になるからです。

膝の痛みってさまざまな要因から生まれます。

 

 

膝の痛みに関わる要因とは

 

体重を乗せて立つと痛みがある

寝て曲げ伸ばししたら痛みはない

 

立ちながら屈伸をしても痛くはない

膝を捻ると痛い

 

 

膝の痛みは一つが原因ではありません。

何をする時に痛いというあなたの困りごとから改善のヒントが

散りばめられています。

 

なので、困りごとの要因をしらべて原因の追究をした方が改善の近道なのです。

 

 

動きや動作などで関節や筋肉のハリやコリを

取り除くのは重要です。

「筋肉や骨や関節」などが膝の痛みの原因

なのではないか!とはじめに誰しもが思います。

 

筋肉や骨の歪みがあれば身体をうまく使えないため

痛みの原因となるのはもちろんです。

しかし、

この患者さんは筋骨格系である『体の外側』を重要視して

マッサージや運動療法などの

治療を行ってきていました。

 

 

しかし、なかなか治らなかったという事実がありました。

 

 

それらを『体の外側』筋肉や関節や靭帯などのスジが原因のモノのみを治療していたとしたら

他に『別の原因』があったから治らなかったのではないかと

治りにくかったのではないかと考察できます。

 

 

困りごとの要因にある3つの原因

困りごとの要因に対する治療には

  1. 「こころ」の原因
  2. 「体の内側」の原因
  3. 「体の外側」の原因

を考えなくてはいけません。

 

 

 

一つは『こころ』の原因です。

不安を抱えていては治療効果は下がりますし、なかなか改善に向かいません。

不安な気持ちは回復する神経の働きを低下させてしまいます。さらに

血液の循環も悪くなり治療効果もよい状態とはいえません。

この下記の論文もございます。

認知的評価がネガティブ感情体験と 心臓血管反応の持続に及ぼす影響

不安な気持ちがあると体の回復する力が低下するのです。

 

これらのことから『こころ』の影響が治療効果にも大きく左右してしまいます。

患者さんの治療に向かう気持ちや患者さん自身の治っていくぞ!というココロの在り方が

治療家と同じ方向を向き、同じ熱量でなくてはいけません。

(治療家は治療の際は冷静でなければなりません)

 

 

次に『体の内側』の原因です。

栄養が足りなければ細胞レベルで回復は望めません。

回復するには回復させる物質を作る材料を体の中になくてはなりません。

材料を使い回復させる物質を作り、それを働かせる酵素や補酵素といったものに助けてもらい機能させて行かないといけません。

体の内側では、さまざまな栄養素が患者さんの体の環境によってどのくらい必要なのか、どのくらい足りないのか大きく変わってしまいます。

 

女性

男性

子供

少年

青年

大人

高齢者

タバコを吸っている人

コーヒーを沢山飲んです人

甘いものが大好きな人

ラーメンが大好きな人

バランスよく食事をとっている人

パンが好きな人

寝不足の人

 

色々な人がいるかと思います。

その条件によって必要な栄養素や足りなくなる栄養素が大きく変わります。

 

 

低栄養における損傷の治癒力低下の記事です

 

 

こちらの患者さんはバランスよく食事をしていました。

しかしこのバランス良い食事が曲者なのです。

 

 

バランスよく主食+副食とバランスの良い食事なのですが、
3食とも主食がありました。

 

主食はご飯・パン・パスタ・ラーメンなどが挙げられますが、

ご飯はまだマシですが、パスタやラーメンはそれがメインとなってしまいます。

また、和食がメインとしても、3食ご飯が入りどう考えても炭水化物の量が3食合わせても多いため、タンパク質や脂質などの3大栄養素と言われるこれらの摂取バランスが悪くなっているのです。

 

糖質(炭水化物)>脂質>タンパク質
というバランスが悪く

タンパク質>脂質>糖質(炭水化物)
がバランスが良い食事と言います。

 

さらに3大栄養素を体の組織や働く物質に変えるためのビタミンやミネラルが必要です。

 

この膝を痛みを訴えていらっしゃった患者さんには
食事指導のほかに栄養素の指導

たんぱく質(アミノ酸)EAAやコエンザイムQ10・ビタミンE・ビタミンC・ビタミンB群の重要性や摂取方法なども指導させていただきました。

 

関連記事として

ビタミンB群の記事を書いております。ビタミンB群の役割を各栄養素に分けて書きました。
ぜひともご覧いただけたらと思います。
3大栄養素の代謝を助けるビタミンB群の特徴と働き

 

3つの原因を取り除くと結果はどうなるのか

お困りごとの要因の3つの原因が全て治癒という同じ方向を向くことにより回復力が上がって行きます。

体に歪みがあれば整体を、栄養に偏りがあれば改善策を、不安であればラインでのフォローや家族との会話などの対話を持つことが大切です。

痛みだけの治療なら痛いものがなくなれば良いという考えが対処療法。

なので湿布や痛み止めがあり痛みのコントロールを行います。

対処療法の痛みのコントロールが決して悪いわけではありません。

痛みのコントロールは必要です。

 

しかし、痛みがなくなったからといって

体の歪みが治っているわけでもない

低栄養状態で回復力が戻っているわけでもない

痛みがなくなり大きな不安は減ったが再発の不安が残っているかもしれない

こういった事が慢性的な痛みに変わったり

なかなか治らない病気になってしまう訳です。

 

 

膝の痛みを訴えていた患者さんは自宅では栄養不足分を取り戻すように指導させていただき、ラインで患者さんの不安を取り除くこととご家族の協力のもと前向きに治療ができるようになりました。

栄養療法を取り入れてからがやはり治癒効果がとても早かったのが印象深い患者さんの一人となりました。

 

 

今では大好きなゴルフを再開し、ラウンドを回るまでになりました。ここまで、不安な夜も数多くありました。治らないのではないかという不安もメッセージでいただきましたが、ゴルフを行うという目標に向かい治療家の私も同じ熱量で施術させていただきました。

 

治療にあたり重要なこととは

 

 

治療は本来その痛みで何ができなかったのか?何に困っているのか?それができるようになるために何をしなくてはならないのか?を考えて治療に当たるのがとても重要です。

お困りになっていることや悩んでおられることからどのように治療していくことで最短で悩み事を解消できるのかを考えて整体、栄養、運動などの治療に当たるのが根本治療となります。

 

関連記事として

『体の外側』の原因に対して下腿外旋症候群という膝が捻れたままの状態になってしまっている方が膝の痛みを訴えているのが多く、それらを自宅で改善するエクササイズを記事にしております。

ぜひとも、自宅でのセルフケアを試してみてください。

階段を降りる時に膝が痛くなる症状を解消する方法

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