腰椎椎間板ヘルニア(腰のヘルニア)の治療

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「ヘルニア」と言われて不安な方へ

院長 早乙女貴紀

「椎間板ヘルニアと言われました」と腰痛で来院する方が多くいらっしゃいます。
「腰椎の○番と○番が潰れていて、神経に触れてしびれてるね。安静にして様子をみましょう」と診断をいただいて薬を服用するが一向によくならない。
レントゲンやMRI画像をみて「ここの椎間板の中身が飛び出て神経に触れているからね。」など、形状的な原因を理由として腰椎椎間板ヘルニアがなかなか治らない疾患と思われているかと思います。

椎間板が潰れているからもう戻らない。
ヘルニアになってしまったからこれから先、上手く付き合っていかないといけないんだ!
このお尻からふともも、足先のしびれをずっと取れないまま過ごさないといけないの?
足が上がらなくてつまずいてしまう。早歩きもできない……。
杖をついて歩かなくては怖くて歩けない……。

この様な患者さんの声やネットでの相談の声が多く聞かれます。

最新の医学的根拠と現在の常識とのギャップ

米国国立医学図書館ではさまざまな腰痛に関する最新の医学的根拠をみれるサイトがあります。今まで常識と思われていた腰椎椎間板ヘルニアの原因や治療法などに実は根拠がなく治療効果がないという文献も出てきています。医学は日進月歩で今までの常識がどんどん塗り替えられて行きます。

あなたが常識として思っている腰椎椎間板ヘルニアの知識は正しいものなのか?
あなたが常識として思っている腰椎椎間板ヘルニアの治療法は正しいものなのか?

いま一度、確かめてみませんか?間違った常識があなたを苦しめているかもしれません。

最新の科学的根拠をもとに腰椎椎間板ヘルニアの常識を確認いたしましょう。

質問
椎間板ヘルニアが腰痛を引き起こすのか??
答え
「いいえ」
質問
椎間板ヘルニアは必ずお尻から足先に痺れが起きるか?
答え
「いいえ」

この答えが最新の常識となっております。
腰痛の症状がない健常者の腰椎を検査したところ、約76%に椎間板ヘルニアが見つかり、85%の人に椎間板の変性が見つかりました。

この研究結果は、1995年学術誌『Spine 』にBoos N.らの研究によって報告されています。国際腰痛学会(ISSLS)のボルボ賞(腰痛分野の研究についてのノーベル賞とも言われている賞)を受賞した研究です。研究内容はこちらです。

▪️椎間板ヘルニアと診断された強い腰下肢痛を訴える患者46名と、年齢、性別、職業などを一致させた健常者46名の腰部椎間板をMRIで比較した結果、健常者の76%に椎間板ヘルニアが、85%に椎間板変性が確認された。
http://1.usa.gov/iN3oKG

▪️21~80歳までの腰痛未経験者52名を対象にCATスキャンで腰部椎間板を分析した結果、年齢に関わらず35.4%に何らかの異常が検出され、40歳未満の19.5%に、40歳以上の26.9%に無症候性椎間板ヘルニアが確認。
http://1.usa.gov/mBTclS

病院へ行き検査でMRIを撮り、椎間板が変性して髄核が神経を圧迫している画像を見せられたら、いかにもこれが原因で私を困らせている理由だと誰しもが思うと思います。しかし、実際にはなんら腰痛もない痺れもない無症状の人の76%に椎間板ヘルニアのMRI画像が映し出される訳ですから、椎間板ヘルニアがお尻から足裏までの痛みを引き起こす原因であるという可能性は低いことになります。また、椎間板が潰れて骨(椎体)と骨(椎体)の間が狭くなっているからという原因も理由にはならないことが85%の健常者の結果から出ています。

治療法の最新の科学的根拠と現在の常識とのギャップ

治療法で腰椎の牽引療法があります。当院に来られる患者さんも数多く牽引療法を受けていらしゃいました。しかし、牽引療法には治療効果の有効性はみられないとの科学的根拠があります。

▪️頚部痛と腰痛に対する牽引に関する7件のRCT(ランダム化比較試験)をレビュー(批判的に吟味)した結果、どの研究からも牽引の有効性は認められなかった。腰痛や坐骨神経痛に牽引が有効だという証拠は今のところ存在しない。
http://1.usa.gov/qeOuDX

また、「椎間板ヘルニアで手術をしないといけないと言われている」と悩んでいた患者さんがいました。その患者さんは手術せずに腰痛を改善した実績もあります。レッドフラッグと言われるすぐに手術をしなくてはならない状態ではない椎間板ヘルニアであれば手術を回避することは可能です。この結果を立証する科学的根拠もあります。

▪️椎間板変性疾患というレッテルは科学的根拠のある診断名ではない。椎間板に異常があってもほとんどの患者は手術をしなくても回復するため、手術は優先順位の低い選択肢と考えて保存療法で症状が改善しないごく一部の患者に限定すべき。
http://1.usa.gov/sJxrHg

▪️2年間にわたる追跡調査によると、坐骨神経痛を有する椎間板ヘルニアの手術は保存療法より有益とはいえない。職場復帰率や長期活動障害率においても手術の優位性は認められなかった。坐骨神経痛は手術を受けるか否かに関わらず時間が経てば改善する。
http://1.usa.gov/igqtA0

恥ずかしながら、私の母は私が知らないうちに腰椎椎間板変性のため手術を行なっていました。私の実家は栃木県で帰省のときに「腰が痛い。足が痺れるんだよね」と言っていたのですが、私が往診や通院をするには距離があり近くの治療院へ行くようすすめていました。もともと母は病院関係者だったため手術には抵抗がなく「腰が痛くて痺れるんだったら早く治るよう手術したほうが良い」と思い手術したようです。

しかし、術後にも関わらず痺れは取れず、半年間も胸から腰を覆うコルセットを装着して生活をしなくてはならない環境でした。しかも、半年もの間お風呂に入ってはダメ。腰の曲げ伸ばしはダメという生活でした。手術が悪いとは言いません。ただ、これほど大きく手術をすると生活が一変します。また、この期間に私の家族に二人目の赤ちゃんが産まれましたが、孫の顔も見にこれませんでした。

椎間板ヘルニアという名の慢性腰痛

椎間板ヘルニアの名称で精神的に動くことを控えたり、運動することを恐れたりして、慢性的な腰痛に移行する患者さんも多いと思います。そのような状態になると椎間板ヘルニアをキャリアとし、痛みやしびれが恐怖となり行動にも制限がかかり、精神的に消極的になってしまうことが多いです。

▪️椎間板ヘルニアと診断された腰下肢痛患者46名と健常者46名をMRIで比較した結果、症状の有無は職業上の問題(=心理的ストレス・集中力・満足度・失業)と心理社会的問題(=不安・抑うつ・欲求不満・夫婦関係)の影響が大きい。
http://1.usa.gov/q8PXfR

「痛みのために仕事に集中できないし、営業ができなくなる。これで失業したら、他の仕事に就けない。」、「痛みが出てしまったらどこにもいけない。」、「子どもの世話を妻ばかりやらせて自分は役に立たないダメな夫だ。」等の精神的な不安要素で痛みを増幅してしまうという結果が出ています。

これらを解決する治療法として「運動」という選択肢があります。

▪️頚部痛と腰痛の予防をテーマにした27件の比較試験を分析した体系的レビューによると、教育的介入(腰痛教室)、コルセット、人間工学的介入、危険因子の修正に予防効果は確認できなかったものの、運動だけがその有効性を証明できた。
http://1.usa.gov/sQ19b6

人の身体は動くように設計されています。動かなければ筋肉や骨の疾患だけでなく、あらゆる病気の発症率が上がることが判明しているのです。痛みが怖くて動かないことや動くことによる不安があり行動できないなどがさまざまな疾患の要因になってしまいます。

運動においてどのような運動が良いのか

運動療法

2018年3月に現在の日本の現状に即した慢性疼痛治療ガイドライン(厚生労働行政推進調査事業費補助金 慢性の痛み政策研究事業が監修し、日本運動器疼痛学会・日本疼痛学会・日本ペインクリニック学会・日本ペインリハビリテーション学会・日本慢性疼痛学会・日本腰痛学会の7学会が編集しているガイドラインです。)の中に、当院の治療理念となる「治療と運動」がなぜ根本原因の治療に必要なのかの根拠が出ています。

CQ40:一般的な運動療法は慢性疼痛治療として有効か?

Ans:運動療法は単独で、安静や生活指導等と比較すると慢性疼痛と機能障害に対して有効である。一方、運動の種類による効果の差については明らかでない。
推奨度、エビデンス総体の総括
1)慢性腰痛   :1A(施行することを強く推奨する)
2)変形性膝関節症:1A(施行することを強く推奨する)
3)慢性頸部痛  :1B(施行することを強く推奨する)

CQ41:一般的な運動療法以外の運動は慢性疼痛治療として有効か?

Ans:モーターコントロールエクササイズは、一般的な運動療法と比較すると慢性疼痛と機能障害に対して有効である。ヨガや太極拳、気功、ピラティスは有酸素運動や筋力増強運動といった一般的な運動療法と比較すると慢性疼痛に対して有効である。しかし、それら以外の運動との効果の差は明確ではない。

推奨度:エビデンス総体の総括:
1)モーターコントロールエクササイズ:1B(施行することを強く推奨する)
2)ヨガ              :2B(施行することを弱く推奨する)
3)太極拳             :2B(施行することを弱く推奨する)
4)気功              :2C(施行することを弱く推奨する)
5)ピラティス           :2C(施行することを弱く推奨する)
6)ラジオ体操(テレビ体操)    :2D(施行することを弱く推奨する)

当院で行われている運動療法のファンクショナルトレーニングはこのモーターコントロールエクササイズを重点的に行っております。椎間板ヘルニアのキャリアの方に施行し改善の結果が出ています。身体の軸を整える運動療法で「動と静」に分けて患者さんの状態にあったエクササイズを処方し施行させていただいています。

モーターコントロールエクササイズとはどのような運動なのか?

エクササイズ

疾患がある方は何かしら動きの中で左右差があったり、使わなければならない関節を使えてず、自分の身体を動かす能力が失われていることが多いです。難しい動きではありません。動きの中には乳児期に獲得した動きが大人になり忘れていまっているのです。この動きを再獲得するためエクササイズを行います。

腰椎椎間板ヘルニアでお悩みだった患者さんの喜びの声

治療、アドバイスをよろしくお願いします

腰のヘルニア患者さんの声1
性別
女性
住所
茅ヶ崎市

当院を受診しての感想を記入してください

痛みのある所をいつも的確に判断して治療して下さり、不安もなくなる上に、これから先のケアとしてストレッチとか筋肉トレーニング等がいかに大切かを教えて頂き、今までやっていなかった事を少しづつでもやれる用に心がける事が出来ました。これからも筋肉を柔らかくなる用な治療やアドバイスをよろしくお願いします。

初めは腰椎椎間板ヘルニアの診断を受けてなかなか治らず、慢性腰痛化して「治療と運動(トレーニング)」を併用して完治し定期的なメンテナンスとパーソナルトレーニングを施行させていただいた患者さんです。

先生方に感謝しております

腰のヘルニアの患者さんの声2
性別
女性
年齢
74歳
住所
茅ヶ崎市

当院を受診しての感想を記入してください

他の治療院へ4月の中ごろから6月まで通院していましたが痛みがとれず辛い思いをしていました。
お友達にコクア接骨院を紹介してもらって今通院中です。痛みも弱くなり歩けるようになりました。コクア先生方に感謝しております。
これからも治療を続けてもっと歩けるようになりたいです。

この患者さんは椎間板ヘルニアと診断され手術を整形外科で言われ治療をしていらっしゃいました。手術を決断しようと思われた時に、ご友人の紹介でいらっしゃいました。運動についてはやはり恐怖心がありましたが、簡単で軽い運動から行い、徐々に運動の強度を上げ、知らないうちにできなかった動きが可能になり、大好きな猫を抱きかかえて歩けるようになりました。

コクア接骨院の腰椎椎間板ヘルニアの治療法

患者さん一人一人に対してそれぞれの腰椎椎間板ヘルニアの治療があります。あなたの腰椎椎間板ヘルニアの症状と原因を改善するために最適な治療をしていきます。

問診

問診

初めは緊張するかもしれませんがアロマの香りがする環境でリラックスしていただきながら、あなたのつらい症状を詳しく教えてください。あなたの身体の使い方、日常生活の中でどんなことに困っているかなど詳しく教えてください。たくさんの情報をいただくことで、その後の検査や治療を的確に行うことができます。あなたの身体に余計な負担をかけることなく治療することができるのです。

検査

検査

今の自分がどれだけの歪みや腰に負担がかかっているのかを知っていただく必要があります。身体の傾き、筋緊張による可動域制限、左右の差などを検査しご説明させていただきます。さらに、動きの分析を行います。ポイントとなる関節が動いているのか、他の関節が代償し負荷がかかっているのかを分析します。

その際は患者さんの写真を撮らせていただく場合もございます。患者さん自身がどのような状態にあるのかを把握してもらい、お身体に意識を持っていただきたいと思います。

治療

問診と検査から患者さんの痛みを出している場所をさがし、なぜその場所に痛みが出るのか痛みの原因を判断します。導き出した痛みの原因にアプローチできるように治療方針を決定します。

当院の治療は全身のバランスを調整することで緊張や歪みを整えていきます。
全身のバランスを調整する方法として、筋肉と骨格の両方向からアプローチをします。

①症状の改善

症状の改善

まずは、腰椎椎間板ヘルニアの症状を取り除くために対処療法を行います。筋・筋膜治療やトリガーポイント療法といった、筋肉や筋膜に直接アプローチする治療で痛みの症状を改善します。

②体の歪みの改善

体の歪みの改善

局所の症状を取り除いたあと、原因である骨格のバランスを整えるため、背骨や骨盤・股関節など各関節を調整し全身のバランスを整え腰椎椎間板にかかる負荷を軽減し、神経の圧迫を改善させるアプローチします。身体を支える骨のバランスが悪い場合は筋肉で身体を支えようとするため過剰に筋肉が使われ疲労し、筋肉がやつれて、関節も正しくない方向に捻じ曲げられ痛みが出やすい状況になります。

それを回避するために身体のバランスを崩し椎間板に負荷がかかってしまいます。
全身のバランスを整えると身体を支える骨のバランスが良くなり、骨で体重を支えられるようになります。そうすることで筋肉や関節の無駄な負担が減り、筋肉の左右差や身体の傾きなどを修正でき、各椎間板に均等に負荷がかかり腰椎の負荷が軽減します。
また、全身のバランスが改善すると血流が改善し患者さんは「からだがポカポカする」と言われることが多いです。血流が改善すると炎症を起こす必要がなくなり腰椎椎間板ヘルニアの “原因”が解消すると考えています。

③頭蓋骨(頭の骨)の歪みの改善

頭蓋骨の歪みの改善

運動をしろ、身体を休めろ、匂いを嗅ぎ分けろなど脳や脊髄が身体の司令塔として、さまざまな指示を出しています。脳を保護している頭蓋骨(頭の骨)に歪みあると、神経の伝達ができにくくなります。そのため頭蓋骨(頭の骨)の歪みを整えるためにアプローチします。

頭蓋骨(頭の骨)の歪みを整えると、神経の伝達がよくなり今まで使うことを忘れていた筋肉が目を覚まし力をだしやすくなります。そうすることで、複数の筋肉が力を分散して力を発揮できるようになり効率よく腰に負担をかけず動かすことができるようになります。

④ファンクショナルトレーニング

モーターコントロールエクササイズを主に行います。”トレーニング”と言われると、きつい・辛いを連想するかと思います。このエクササイズは呼吸や乳幼児に獲得した動きを再獲得することを重点的に行います。忘れてしまっている身体のスイッチを押してあげるエクササイズを行い、自分で身体をコントロールする力を再獲得します。

「治療と運動」を複合させて腰部椎間板ヘルニアの根本原因を取り除き、再発しない身体を作りつらい思いから解放するお手伝いをさせて頂きます。

このような方は当院には合いません!

  • とにかく治療法や医療機器に頼りすぎている人
  • 他人任せで積極的に治療に参加しない人
  • 先生と患者をわきまえない人
  • 今さえよければ良い、本気で治そうと思っていない人

このような方はご遠慮ください。患者さんと本気で一緒に治そうと進んで行くために、このような方がいれば他の患者さんに迷惑をかける恐れがあったり、患者さんや私の限りある時間を無駄に使ってしまうため当院には合わないので他の治療院をお当たりください。

腰椎椎間板ヘルニアで弱った身体や心の健康を私が全力で守っていきます

コクア接骨院の院長である私が、あなたの腰椎椎間板ヘルニアが1日でも早く改善するよう責任をもって、心と身体に不安のない毎日が送れるよう心を込めて治療させていただきます。
本気で治療を考えている方は今すぐご予約をお願いいたします。

「治療の質」を落とさないために1日の施術人数を限定しております

初めての方は1日3名様まで
1日の施術する患者さんの人数を限定して行っています。初めての患者さんは1日3名様までが限度です。初めての方は詳しく問診を聞き身体の癖や動きを分析し評価するためどうしても他の患者さんより長くなってしまうため、さらに3名様までと限定させていただきます。患者さんの治療に対し「治療の質」を落としたくはありませんのでご了承お願いいたします。

(柔道整復師 早乙女貴紀 監修)

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