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先日のセミナー報告「スタビライゼーション」とは

12月11日にお休みを頂き、セミナーに行ってまいりました。

今回は日本スタビライゼーション協会のセミナーを受講してまいりました。

当院で治療プログラムや予防プログラム・コンディショニングコーディネートに取り入れたく思い、アドバンサーの資格を取りに行って参りました。



スタビライゼーションっていったい何なの??と思いますよね。以下説明を・・・・。

<スタビライゼーションとは>

主働筋だけのトレーニングだけではなく、主働筋・協働筋・拮抗筋や補助筋群(スタビライザー)など複数の筋肉を刺激することによって、バランス能力・リカバリー能力・姿勢反射などのトレーニングと共に体幹(コア)と四肢の安定性を高めるトレーニングメゾットです。動作中、常にアライメントを意識する事により、体軸の安定強化が行えます。

 

 

 

バランス能力・リカバリー能力・姿勢反射などのトレーニングができ、体幹(コア)と四肢の安定性を高めますが、体幹トレーニングやバランストレーニングを中心としたトレーニングメゾットではありません。スタビライゼーションを行うことにより、体幹が強化され、バランス能力が高まるのです。体幹(コア)トレーニングやバランストレーニングは、スタビライゼーションのメゾットの一部になります。また、体幹だけを強化しても身体の安定性が高まるものではなく、パフォーマンスが向上するものでもありません。体幹に接続されパフォーマンスを発揮している四肢と、その接続部である関節をも強化することで身体の安定性が高まり、ハイパフォーマンスを発揮することが可能となります。

 

 

つまり、スタビライゼーションは主軸(主働筋・協働筋・拮抗筋)となる部分を強化し、さらにサポートする支軸(協働筋・拮抗筋・補助筋群)を強化するメゾットであるため、体軸が安定するようになり、パフォーマンスにブレが生じにくくなるので、その結果、ハイパフォーマンスが発揮できるようになるトレーニングメゾットとして注目されています。

 

<スタビライゼーションの効果>

1:体軸の安定

2:ハイパフォーマンスポジションの早期対応と拡大

3:コアトレーニング

4:バランストレーニング

5:筋力トレーニング

6:筋と骨格の機能維持向上

7:筋内および筋間のコーディネーションの向上

8:パワーアップ

9:スキルアップのための基礎確立

10:パフォーマンスの向上

11:リハビリテーション、スポーツリハビリテーション

12:スポーツ障害・成長障害の予防

13:シェイプアップ、ダイエット

14:幼児・学童における調整力の獲得・向上

15:マタニティ・トレーニング(妊産婦体操)

16:高齢者の転倒予防・防止・筋力維持・転倒予防体操

17:筋・関節などの運動器系に対する症状のケア

18:筋バランス調整

19:腰痛・肩こりなどの予防・解消

20:O脚・X脚などの予防・解消                など

〜Stabilization official book〜から

子供から高齢者まで、トップアスリートから病後のリハビリテーションを行う方まで年齢・性別・体力など関係なく取り組むことができるトレーニングです。

 

セミナー後2日経っていますが、お腹の奥が・・・・・(笑

しかし、セミナー前に腰に違和感を感じていましたが、現在その違和感がなくなっています。効果を実感し、どのような患者様にプログラムをコーディネートしようかと楽しく考えております。当院に通院中の患者様の中にいきなり治療プログラムの中に「スタビライゼーション」を取り入れる方がいるかもしれませんので、よろしくお願いします。

 

当日のインストラクターさんの写真を掲載します。

スロー・スタビライゼーション <ハンド・ヒール フェイスアップ 90アンクルレッグレイズ> 各動作3秒かけて行うスタビライゼーション。膝を上げる・止める・下ろすを左右交互に行います。簡単そうに見えますが、結構辛いです(笑

スロー・スタビライゼーション <エルボー・トウ90アンクルダイアゴナル>各動作3秒かけて行うスタビライゼーション。踵を上げる・止める・下ろすを左右交互に行います。真剣に行うと太ももが攣ります(笑

クイック・スタビライゼーション <90アンクル オープンシャット> 骨盤を前傾させないようにし、ドローイング(腹筋に力を入れる)して、股関節をなるべく速く行います。腹筋が笑います。

 

このようなトレーニングメゾットを治療プログラムなどに取り入れていこうと思います。

 

 

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