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小学生の姿勢とランドセル 86.2%のお母さんがランドセルの影響を知らない

小学生の子供の姿勢について

お悩みを抱えている方がとても多く感じます。

 

  • 整形外科で「ストレートネックだ」と言われた
  • 「うちの子・・・姿勢メチャクチャ悪いんじゃない」
  • 子供が猫背なので姿勢を正そうとすると腰が痛いっていうんです。

 

お母さんのお子さんに対する

姿勢の心配はとても多く

質問される事も数多いです。

 

以前書いたブログ記事を見て

と言うお問合せもあり

記事の続きを書こうと思っていたのですが

中々この続きを書く時間がなく今になってしまいました。

前回の続きを書き足したいと思います。

 


〜二人に一人の割合でお母さんが子供の姿勢が悪いと実感している〜


 

〜二人に一人の割合でお母さんが子供の姿勢が悪いと実感している〜

http://www.sankeibiz.jp/business/news/150618/prl1506181440084-n1.htm

(出典:株式会社セイバン)

こちらの記事はランドセルメーカーの

「株式会社セイバン」さんが

おこなった調査があります。

 

 

”小学生の子ども(小学生1~3年生)を持つ母親を対象に「子どもの姿勢に関する意識調査」

【インターネット調査、調査期間:2015年5月8日(金)~9(土)、サンプル数:500】”

 

≪調査総括≫
1. 母親はランドセル購入時に重視したポイントとして

「子どもの好み」35.4%

「軽さ」35.0%

「価格」27.0%

「色」25.2%

であった一方、

「からだの負担を軽減する機能」は10.2%と低かった。

 

2. からだにフィットしないランドセルの使用が及ぼす影響について、86.2%の母親が認知していない事がわかり正しい姿勢維持の啓発が重要である事が示唆された。

3. ランドセルを購入した母親の66.2%が「からだの負担を軽減する機能」を持つランドセルへの関心を持っており、潜在的なニーズの高さが確認できた。

4. 約半数の母親が子どもの姿勢が「悪い」と感じており、58.0%の母親が出来るだけ早く改善したいと回答し、子どもの姿勢の課題が確認できた。

 

この調査を受け、整形外科医のDr.KAKUKO スポーツクリニック 中村格子院長は、「姿勢の悪さは見た目だけでなく、筋肉や骨格のアンバランスや正常な発達の阻害にも影響します。そして、姿勢は毎日の生活習慣やクセから徐々に形成されることから、特に著しく骨格や筋肉が成長する学童期にほぼ毎日使うランドセルは、子どもの姿勢に大きな影響を与えるといっても過言ではありません」と語り、からだにフィットしたランドセルの重要性が示唆されました。

 

 

驚いたのが86.2%のお母さんが

お子さんの姿勢について

ランドセルが身体に及ぼす影響が

あることを知らないと言うことです。

 

 

姿勢の悪さが全て

ランドセルが原因とは限らないですが、

以前の記事にも書いてある

自分の体重の1/2に値する重さの

ランドセルを毎日背負って

学校に通っていたら、

発達に重要な時期の

小学校1〜3学年の身体は

どうなると思いでしょうか?

 

 

上記の記事の中で

Dr.KAKUKOスポーツクリニックの

中村格子先生も

おっしゃっている通り

筋肉や骨格のアンバランスや

正常な発達の阻害にも影響します。

 

 

その影響は低学年の不良姿勢が

高学年時に多く発症が確認される

側湾症(背骨が右側や左側にS字状に歪んでしまう変形)を

引き起こす引金になる

可能性が高くなります。

 

 

さらに

 

 

■約半数の母親が子どもの姿勢が「悪い」と感じている

 回答者の母親に自身の子どもの姿勢について聞いたところ、

回答者のうち45.2%が「姿勢が悪い」と回答。

また「ふつう」と答えた方も半数近くおり、

「姿勢が良い」と答えた方は7.6%と、

全体的に子どもの姿勢は決して“よい”傾向にないことが分かりました。

(出典:株式会社セイバン)

 

 

 

子供の姿勢が良いとは思わない方がほとんどと言う調査結果。

 

 

 

■気になる不良姿勢は、

1位「猫背」

2位「左右への傾き」

3位「前のめり」

 「姿勢が悪い」と回答した方で、子どもの姿勢で気になる状態として「猫背」が最多で70.4%。次いで「左右への傾き」が16.8%、「前のめり(身体重心が前傾)」が10.2%と続きました。

(出典:株式会社セイバン)

 

 

不良姿勢の一位は『猫背』70.4%と言うダントツの結果。

 

この『猫背』・・・頭部前方位姿勢・胸椎後弯という姿勢です。

 

この姿勢が及ぼす障害を挙げます。

 

 

  • 胸郭出口症候群(斜角筋症候群・小胸筋症候群・肋鎖症候群を含む)
    http://www.joa.or.jp/public/sick/condition/thoracic_outlet_syndrome.html
  • 三叉神経痛
    http://toutsu.jp/pain/sansa.html
  • 頸椎症
    http://toutsu.jp/pain/keitsui.html
  • 腰痛
  • 腰椎の退行性病変(ヘルニアなど)
  • 噛み合わせ(咬合パターンの変化)
  • 顎関節症
  • 口呼吸→口腔が乾燥する→虫歯になりやすい
  • 呼吸が浅くなる
  • 頭痛(大後頭神経由来)↓

 

 

まだまだ影響がある疾患がありますが書き切れません。

 

 

 

■姿勢が悪いのは「勉強時」、「食事時」や「座っている時」など、“座り姿勢”が気になる
“座り姿勢”を中心とした姿勢に関する関心が高いことが分かります。

特に、

「勉強時」

「食事時」

などは半数強の回答者が「姿勢が悪い」と感じています。

(出典:株式会社セイバン)

 

 

 

低学年の時に重さのあるランドセルを毎日背負うことで

頭部前方位姿勢になることが多く

『なで肩』になり

『ストレートネック』になり易いです。

 

 

 

この症状が高学年になると意外なところで影響が出てきます。

受験勉強などの際に肩や腰に痛みが出て

勉強に集中できなくなったりしてきます。

成績に影響が出てくるということです。

また、心理面でも大きく影響が出てきます。

 

 

 

■姿勢が悪いと感じている母親の心配ごとの1位が「見た目の印象の悪さ」を指摘
■58.0%が「早期の改善」を望む
■姿勢について医師の診断を「受けていない」がほとんど。
(出典:株式会社セイバン)

 

という調査結果があります。

 

 


ランドセルの影響によって引き起こされる疾患を

「未病」の内に取り除きましょう


 

株式会社セイバンさんから画像をお借りしました。

※個人の感想なんですが、セイバンさんのランドセルうちの子供にもその時がきたら背負わせて見たいですね。セイバンさんとの癒着はありません。

 

 

 

この画像を見て首が前方に傾いている左側の写真

この頭の位置が”頭部前方位姿勢”に近いです。

図に線を加えます。

 

 

 

 

左側の写真は前のめりの後弯平坦型や

平坦型というアライメントになっています。

 

 

 

ランドセルが重く前方に前のめり、

手の甲は正面方向に向いていることから

肩が内側に巻いている状態であることがわかります。

 

 

 

肩の位置も下がり気味なのでなで肩の様子も伺えます。

肺活量の検査があるならば呼吸が浅いと

言われそうな感じも見受けられます。

 

 

 

また、膝が過剰に伸展してしまっているため

太ももの後ろのハムストリングスが緊張ている状態です。

 

 

骨盤も後傾位になっている状態かもしれません。

腰椎平坦型のアライメントのために腰痛になりやすそうです。

 

 

また、足首の痛みやスネの痛みが出やすい姿勢でもあります。

 

 

女の子のお子さんが原因が分からず足首が痛いや

スネが痛いと言って受診することが多い事例です。

 

 

この画像一つで様々な症状になる予測がたてられます。

”『未病』状態である”

というのは間違いはないと思います。

 

 

 

また、心配なのが姿勢を改善せずに

クラブ活動を行うことです。

どんな影響が出るのか??

 

 

  • 怪我をしやすい
  • 動きが遅い
  • 体の反応(反射)が遅い
  • 体力がない

 

 

ということが起こりやすいので

せっかくやる気が出てスポーツをしたいと

言い出したお子さんのやる気を削いでしまうことが

あるかもしれません。

 

 

 

また、ピアノや習い事でも

  • 覚えが悪い
  • 集中力がない
  • すぐ飽きてしまう

 

 

など

本人の意思とは違う身体の不調で

やりたい事も出来ないメンタル状態になってるかもしれません。

 

 

 

 

このような症状の改善方法は

以前書いた記事の中に

エクササイズがありますのでお試しください。

何か質問や相談があればこちらまで

 

(柔道整復師 早乙女 貴紀 監修)

《お問い合わせメールhttp://www.kokua-s.com/contact/

<お問合せご予約電話0467-98-3368>

 

 

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